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【美濃焼】多治見で見つけた素敵な若手陶芸作家さん6人の器たち

   

日本を代表する焼き物産地である多治見市。
多治見市で作られる焼き物は「美濃焼」と呼ばれ、数百年前から日本中の食卓で親しまれてきました。

そんな多治見には伝統的な美濃焼を作られる陶芸作家さん以外にも、カジュアルで食卓に取り入れやすい作品を作られる若手作家さんが多数集まり、作陶に励まれています。

今回はたじみ陶器まつりで見つけた素敵な器を作られる若手作家さんをご紹介します。

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伊藤豊 さん

多治見市の2つお隣、瑞浪市で生まれ育った伊藤さん。
しのぎと呼ばれる表面をヘラなどの工具で削る技法で作り上げる模様と、土本来の質感を活かした色合いが特徴です。

 

素朴でありつつも上品な佇まいで、和でも洋でもどちらでも活躍してくれそうです。
一つ取り入れると食卓を一気にスタイリッシュにしてくれる存在感があります。
すでに一部ネットショップやセレクトショップにも器を収められているようで、これから人気に火がつきそうな作家さんの一人です。

 

田中志保 さん

愛知県立窯業高等技術専門校を卒業し、土岐市で作陶されている田中志保さん。
呉須で描いたかわいらしい花の模様が素敵な作家さんです。
 

呉須で絵付けした作品以外も作られていますが、どれも女性らしく可愛らしいフォルムのものばかり。
作家さんの優しい雰囲気が作品にも表れているようで、見ていてほっこりします。

小花を生けるのにぴったりな小さい花瓶をたくさん作られていて、いろんな種類を買い揃えたくなってしまいました。

平野日奈子 さん

多治見市陶磁器意匠研究所で陶芸を学び、多治見で活動される日野さん。
個性的なコバルトを使ったグリーンの器と粉引きの器をメインに作陶されています。

 

洗練されたシャープなフォルムと素朴な土の質感が素敵。
クールですがあたたかみがあり、食卓を独特な存在感で演出してくれそうです。
陶器市での出店のほか、セレクトショップにも作品を収められています。

 

西口佳子 さん

象嵌と呼ばれる器の表面を彫り、彫った部分に色のちがう粘土を嵌めこむ伝統的な手法を活かしつつも、現代的な感覚の作品を作られる西口さん。
素朴な土の素材感を活かす渋い色合いの釉薬と可愛らしい模様で見ていてほっこりするようなうつわたち。
 

繊細なヘリンボーン柄やドット柄など、女性らしくカジュアルな模様が多いので、食卓を可愛らしく彩ってくれそうです。
写真はそばちょこですが、ティーカップにしても素敵。

 

岡村宜治 さん

岐阜県立多治見工業高校 専攻科を卒業し、作家活動を続けられている岡村さん。
土や灰などの原料が持つ、自然な素材感をいかし、暖かくも男性的なクールなアンティークのような作品を生み出されています。
 

彫文とよばれる模様がついたシンプルなお皿のほかに、写真のような個性的な作品も最近作り始めているとのこと。
マスキングテープを利用し鉄や銅など複数の釉薬をかけ分けして作られる模様はひとつ取り上げると食卓のアクセントになりそうです。

 

大橋哲哉 さん


岐阜県土岐市で青磁をメインに作陶されている大橋さん。
透き通る湖のような青磁と美しい貫入は日々の試行錯誤の結果生み出されているとのことで、まさに芸術作品。
見てて惚れ惚れしてしまいます。
特別な日の食卓に使いたいうつわたちですね。

 

いかがでしたか?

精巧な技法でひとつひとつ手作りで美しいうつわを作り上げる作家さんたちには本当に尊敬してしまいます。
これからも素晴らしいうつわを作り続けてもらえるよう、応援していきたいですね。

以上、「【美濃焼】多治見で見つけた素敵な若手陶芸作家さん6人の器たち」でした。

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