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小鹿田焼の購入は「小鹿田焼の里」がおすすめ!うつわ好きの窯元訪問レポート

      2021/03/19

最近、うつわ好きの間でじわじわと人気がでている小鹿田焼。

最近ではブラタモリの日田特集でも紹介され、人気が高まっているようです。

なかなか扱っているお店がない!ということで、小鹿田焼好きが高じて小鹿田焼の窯元がある「小鹿田焼の里」に買い付けに行ってみました!

この記事では、小鹿田焼の歴史から小鹿田焼の里の様子、おすすめの窯元についてレポートします!

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小鹿田焼って何?

小鹿田焼は大分県日田市の皿山地区で作られるやきもののことです。

小鹿田焼は、16世紀に筑前藩主の黒田長政が朝鮮半島より陶工を連れ帰り、やきものの技術を伝えたことから端を発しました。

18世紀に、朝鮮半島のやきものの技術を伝える福岡の小石原焼の技術者を小鹿田に招き、技術を伝授してもらったことで、小鹿田でやきものが作られるようになったと言い伝えられています

弾力性のある金属で作った鉋で細かく連続的な文様をつける「飛び鉋」や、釉薬を柄杓で勢いよく打ち付ける「打ち掛け」などの独自の技法や、機械を使わず足で回す蹴轆轤、薪を使った登窯で作られる作品は、素朴で独特な温かみが感じられます。

昭和の初頭には、民藝運動の創始者である柳宗悦や世界的な陶芸家のバーナードリーチにより広く紹介され、日本中に知られるようになりました。

現在も昔ながらの小鹿田焼の技法を一子相伝で伝承している小鹿田焼の里には、全国からやきものファンが訪れています。

 

小鹿田焼の里の風景

小鹿田焼の里は大分県日田市の山間にあります。

里は歩いて5分くらいで端から端まで移動できるくらいの広さ。

現在は小鹿田焼の開祖の系譜を組む9軒の窯元が里内に仕事場と住居を構えており、全国に出荷する小鹿田焼を作陶しています。

里の真ん中には大きな登窯がありました。

小鹿田焼の里の窯元は陶土の採取を共同で行ったり、登窯を共同で使ったりと、地域で協力し合いながら伝統の技法を守っているとのこと。

里では所々で水力を利用して原土を粉砕し、陶土にする唐臼と呼ばれる装置が見れたり

蹴轆轤で美しく成形されたうつわが天日干しにされているところが垣間見れたりと、小鹿田焼のものづくりの風景に触れることができます。

やきものづくりの背景を知ることができるのも窯元の地を巡る醍醐味ですね。

 

窯元直営の直売所で小鹿田焼が買えます

ほとんどの窯元では、仕事場の近くに小鹿田焼の直売所が併設されており、窯元ごとに作品を購入することができます。

基本的に窯元の方々は普段は仕事場で作業されており、自由に見てまわって下さいというスタイル。

購入したい場合は呼び鈴を鳴らすか仕事場に声を掛ければ対応してくださいます。

どの窯元も品揃え豊富で目移りしてしまうほど。

小鹿田焼は生産者が少ないこともあり、なかなか都内のセレクトショップではたくさんの中から吟味できるほど数がないことが多いので、これはとても嬉しかったです。

お値段もセレクトショップなどで購入するよりお買い得に感じました。

小鹿田焼は窯元全員で作りあげる地域ブランドなので、作品には窯元名は書かないポリシーとのことですが、ひとことには小鹿田焼といっても窯元ごとに作風は様々。

複数の窯元を巡ってお気に入りの窯元を見つけるのも楽しいですね。

小鹿田焼のおすすめの窯元

個人的にお気に入りの窯元は、「黒木昌伸窯」「小袋定雄窯」「坂本工窯」です。

皆さん素朴でありながら模様や釉薬遣いが洗練されていて、現代的な雰囲気の作品をつくらております*

黒木昌伸窯さんや坂本工窯さんの作品は楽天でも取り扱いがあるので、訪問前に作風を見てみるのもおすすめです。

黒木昌伸窯の作品はこちら

坂本工窯の作品はこちら

 

ランチにぴったりなごはん処もあります


今回は立ち寄れませんでしたが里には茶屋もあるので、窯元巡りに疲れたら立ち寄ってみるのも良いかもしれません。

ランチにぴったりなうどんやそばも提供しているようです。

 

いかがでしたか?

小鹿田焼の里は小鹿田焼のたくさんの作品に出会えるだけでなく、小鹿田焼ができるまでの背景やものづくりの風景を体感できる素晴らしい場所でした。

小鹿田焼好きの方にはぜひ訪れていただきたいです。

小鹿田焼の里は窯元の方々の生活の場でもあります。マナーを守って楽しく見学しましょう*

 

小鹿田焼の里アクセス情報

〒877-1121 大分県日田市源栄町皿山

※各窯元は不定休のようで、平日に行った際に数件ほどお休みの窯がありました。

確実に見たい窯がある場合、事前に営業状況を確認するのをお勧めします。

 

※この記事は個人の感想のため、事実と異なる記述がある場合があります。

※2021年3月時点の情報です。

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