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【2017年版】有田陶器市に行ってきました。混雑状況、おすすめ窯元をご紹介

      2017/05/06

有田陶器市の初日に行ってきました。
波佐見陶器市に行くついでに軽く寄ってみようと思って行ってみたのですが、思った以上に楽しむことができて大満足です!

この記事では参加レポとして混雑状況やおすすめのお店、これから行く方へのアドバイスをまとめました。

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12時頃有田駅到着!

波佐見陶器まつりの会場を11時半頃に出発し、12時ごろ有田駅到着!
波佐見陶器まつりからは二つの陶器市を結ぶ無料シャトルバスがでているのでらくちんに移動できました。
12時ごろのお昼時でしたが、駅前の広場は人通りもそこまで多くなく、まったりとしていて散策しやすそうな雰囲気です。

 

まずは有田陶磁の里プラザへ

有田陶器市のメインは有田駅〜上有田駅までの街道ですが、まずは駅から北西方面にある有田陶磁の里プラザへ。
有田陶磁の里プラザは有田焼の商社22社の店舗が軒を連ねていて、年中無休でショッピングを楽しめる観光スポット。
陶器市の期間はセールを開催しているお店が多く、ここでしか買えないブランドもあります。

こんな感じにお店の内外にうつわが陳列されています。
敷地が広いので混雑せずにのびのびうつわ選びが楽しめました。

 

シンプルモダンな「KIHARA」がOUTLET SALEでお得に

まずは、シンプルモダンなデザインで人気なKIHARAへ。

洗練されたデザインの器が多く、クリエイターとのコラボも盛んに行っています。
写真は博報堂デザインの代表取締役のデザイナーの永井一正さんとコラボレーションしたシリーズ。
シュッとしていますね〜。30%OFFとお安くなっています。

こちらは日常使いにぴったりなデザインの小皿たち。
このお皿に守るだけで、「きちんとした和の食卓」が演出できそうです。

2016/Arita のおしゃれ空間を堪能

お次は2016年に誕生したという、有田焼のプロジェクト2016 / Arita へ。
佐賀県とオランダのコラボレーションによるプロジェクトで、国内外の世界水準のデザイナーの着想や経験値と有田の伝統的な職人技術を融合し、新しい有田焼の形を提案しています。

残念ながらセールは行っていませんでしたが、スタイリッシュなうつわと店内のスタイリングは一見の価値ありです。

こちらはデザイナーの藤城成貴さんと錦右エ門陶苑とのコラボレーション。
スタッキングできる美しい形がオシャレでもあり機能的で日常使いで活躍しそうです。

 

スタイリッシュな1616 / Arita Japan

百田陶園の店舗に寄ってみました。
お目当はデザイナー柳原照弘のプロデュースする「1616 / Arita Japan」。

透き通るような白磁とキリッとしたフォルムが素敵。
お正月とかハレの日にご馳走を盛り付けたくなるデザインです。

 

有田駅から上有田まで、お店を巡りながらお散歩

有田陶磁の里プラザからの無料シャトルバスに乗って再び有田駅に戻ってきました。
これからは有田陶器市のメインとも言える有田駅から上有田駅までの街道を歩きます。

有田陶器市は波佐見の陶器市のようにお店が一箇所の会場に固まっているのでなく、有田駅から上有田駅までの約4キロの街道沿いにずーっと露店や店舗が並んでいます。
陶器市期間中は歩行者天国になっているので、有田の歴史ある街並みを散策しながらうつわ探しを楽しむことができました。

 

露店が多いやきもの散歩道

さっそく有田駅をスタートし、やきもの散歩道エリアへ。
このエリアは店舗以外にも露店が多く、販売されている有田焼のデザインもお値段もほんとうに様々!
一つ100円の日常使いから10000円以上する高級品まで多岐に渡ります。

こんな感じのポップで可愛い有田焼も売られていました。

波佐見焼も若い人向けのうつわが多いですが、波佐見焼は北欧風、有田焼の方はジャパニーズシンプルモダンなデザインが多い印象。
わたしは有田焼の方が好みです。

上品な器が破格!後藤定山窯

駅から少し歩いたところに、私のお気に入りの窯、後藤定山窯の窯元市を発見!

伝統的な有田焼の製法で作られているのですが、ちょっと現代風でかわいらしい雰囲気のデザインがほんとうに素敵です。
しかも普段2000〜3000円で売られているものが一律500〜800円と半額以下で販売されていて、ほんとうにありがたい…!

深川製磁の器もお買い求めやすくなっていました

有田焼の有名な窯元である深川製磁も陶器市期間中はお買い求めやすくなっていました。

繊細な絵柄の小皿たち。一つあると食卓がワンランクアップしそうですね。
普段は結構お高めなので、狙っているうつわがあるのなら機会に購入するのもありですね。

皓洋窯の露店も発見!

かわいらしい手書きの絵付けが人気の皓洋窯もこのエリアに出店していました。

女性的で繊細なタッチが素敵。洋食でも和食でも通用する汎用性のあるデザインですね。

アウトレット品らしく30%引きくらいで販売されていましたが、どこがアウトレットか全然わからないものばかり。

 

風情のある五区楽商店街〜皿山通り

焼き物散歩道を抜けると五区楽商店街、さらにその先に皿山通りがあります。
このエリアは古くからの建物が多く並び、とても風情がある街並みなので、歩いていてとても楽しいです。

ギャラリーや窯元運営のオシャレなお店たち

古民家を改装した雰囲気の良いギャラリーや窯元運営のお店がたくさん。

売られている作品も少し値が張りますが、個性のあるユニークなものが多く、一つ一つのお店をじっくり見て回りたくなります。
有田焼には珍しいカラフルな色使いとラフなイラストのうつわや

手書きの藍色の濃淡が素敵なうつわ、

意外と珍しい濃い藍色一色のうつわなど、個性あふれる作品に出会うことができました。

 

李荘窯もアウトレット価格に

有田の名窯として名だたる人気の李荘窯。
陶器市期間中だけアウトレット店を皿山通りに出店しています。

淡い繊細な呉須による柔らかい作品たち。芸術的な美しさがあるのにお高くとまっていなくて日常使いできる作風が素敵。
職人が一つ一つ丁寧に絵付けをしているため、アウトレットのそばちょこでもこのお値段。
それでも欲しくなる魅力的なうつわばかりです。
今回は無理でしたが、いつかは手に入れたい!

 

作家さんの出店も意外と多し

有田陶器市には窯元や商社以外にも、作家さんもたくさん出店されています。
花のモチーフが渋可愛い水谷和音さんの作品。
B級品がお得で衝動買いしてしまいました。

3人の作家さんによるグループ展もみかけました。
アンティークっぽい作品、かわいらしいタッチの磁器など作家さんの個性が光ります。

こちらは波佐見で作陶される吉田健宗さんの作品。
淡い色合いの釉薬とかわいらしいデザインが融合し、やさしい雰囲気をまとったうつわたちです。

宮崎県で作陶されている白水工房さんのうつわ。
櫛目の模様が特徴的な土の雰囲気残る素朴な作風が気に入りました。お茶碗欲しい…。

 

3時間半かけて上有田到着

有田から歩き続けること三時間、陶器市の終着地点、上有田駅に到着です。
想像以上に長い道のりでしたが、素敵な有田駅に囲まれた夢のような時間でした。

 

これから有田陶器市に参加される方へのアドバイス

時間と体力の余裕を持って散策しよう

上有田駅までの散策は全長約4キロと、ちょっとしたハイキングレベルの距離です。。
陶器市期間中は歩行者天国のため移動手段は徒歩のみ。
タクシーやバスはないので、どんなに疲れていても、帰りの新幹線に遅れそうでも自分の足で完歩するしかありません。
そのせいか、途中体調不良者が出て、私が知っているだけで2回も歩救急車両が通行しました…。

楽しく散策するためにもこまめに水分補給しつつ、時間に余裕を持って無理せず散策するようスケジュールを立てることをお勧めします。
有田駅を出発してから上有田までは4時間ほどかかると見積もっておくと無理のないスケジュールになると思います。

 

荷物は有田駅で預かってもらおう

先述の通り、上有田駅までの道のりを歩ききるには体力が必要です。
万全の体制で臨むためにも、重い荷物は預けてから歩き始めましょう。

有田駅にコインロッカーがありますが、もし埋まってしまっている場合は有田駅を出た前の通りの左手に臨時の荷物預かり所があります。
普段は別のお店をされているようですが、陶器市期間中は1つ300円で荷物を預かってくれました。

*毎年実施しているかは不明

 

公式マップに載っているお店はごく一部!気になる窯元は事前にHPでチェックしよう

公式マップにたくさんのお店が載っていますが、実際はマップに載っていないお店がたくさんあります。

マップを見て「あの窯元は出店していないのか〜」と思っていても、実は出店していて見過ごしてしまった…ということがあるようです。
なので、気になる窯元がある場合、事前に窯元のウェブサイトなどで出店の有無を調べておいたほうが良いでしょう。

今回紹介した窯元でも、「後藤定山窯」や「皓洋窯」、作家さんやショップはほぼ公式のパンフレットに載っていませんでした…。

 

波佐見、有田の陶器市の移動は早めの時間に済ませるべし。

波佐見陶器まつりと有田陶器市を1日で見て周りたい場合、有田〜波佐見の移動は午前中に済ませておいたほうがよいです。
午後になると、有田〜波佐見間がかなり渋滞し、移動にものすごく時間がかかります。
無料シャトルバスも15分おきにでているとのことでしたが、渋滞のためかなり待たされるとか。

個人的にお勧めなのが午前中に波佐見陶器まつりを見て、有田に移動するプラン。
波佐見の陶器市は白山陶器などの人気の窯元のショップを回らない限り、会場は1箇所にまとまっているので短時間で見て回ることができます。

一方、有田の陶器市は上有田への移動に時間がかかるので、午前から見て回ってもどうしても波佐見に移動するのは午後以降になってしまいます。
新幹線や飛行機で来た方は帰りの交通機関に間に合うためにも、波佐見を先に見て回るのをお勧めします。

有田焼のおすすめ窯元、作家さんについてまとめました

有田陶器市の戦利品です

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