テーブルウェア・フェスティバル2018参加レポ*世界中の器が集まる、年に一度の祭典
ずっと行きたいと思っていた、「テーブルウェア・フェスティバル」に行ってきました!
販売ブースあり、展示ブースありで盛りだくさんで大満足な内容でした。
器好きな人なら一度行って損なしのイベントなので、詳細にレポートします!
テーブルウェアフェスティバルとは?
テーブルウェア・フェスティバルは、食器やテーブルコーディネートグッズを集めた一大イベント。
広大な東京ドームの中に、波佐見焼、有田焼など国内各地の窯元の作品や世界各国の陶器、漆器、ガラス器、木工品のカラトリーなど、食卓を彩るアイテムがたくさん展示販売しています。
出店ブースはおよそ250ほどに及び、日本最大規模のテーブルウェアイベントになっています。
展示販売の他、テーブルコーディネトや器作家さんのコンテストも開催されており、見所満載です。
2018年の開催概要
テーブルウェア・フェスティバル2018 ~暮らしを彩る器展~
期間 : 2月4日(日)~2月12日(月)
会場 : 東京ドーム
時間 : 10:00~19:00
料金 : 前売券1,800円、当日券2,100円
見応えたっぷりの特集企画エリア
テーブルウェア・フェスティバルには大きく分けて「特集企画エリア」「展示販売エリア」「テーブルウェア大賞」「テーブルコーディネート展示コーナー」があります。
まずは「特集企画エリア」からご紹介します。
上品でハイソな英国スタイルのテーブルコーディネートたち
企画特集エリアの展示のひとつは英国スタイルの提案でした。
ウェッジウッド、エインズレイ、エマブリッジウォーター、スポード、デンビー、バーレイ、ハルシオンデイズ、ポートメリオンなど、イギリスの老舗の大手陶磁器ブランドの商品が品良くコーディネートされています。
空間の作り込みが素晴らしく、この一角だけ緑溢れていてまるでイングリッシュガーデン!
ここだけ見たらとても東京ドームの中とは思えない感じ。
家のテーブルコーディネートだけでなく、ピクニックのコーディネートも展示されていました。
古き良きイギリスの映画とかで貴族がやっているのを見かけたことがありますが、実際にできたら素敵ですね〜。
こちらは英国資本のメーカーでは最大の「ポートメリオン」社の「ボタニックガーデン」というシリーズ
素朴な絵柄の植物が可愛らしいコーディネート。
植物柄の小鳥が可愛いくてお気に入りです。
こちらは英国王室御用達ブランドで有名なウェッジウッドの朝食コーディネート。
「ワイルドストロベリー」などの繊細な植物の柄物のイメージが強いウェッジウッドには珍しい感じのシンプルなシリーズ(名前失念しました。。)
ベージュの落ち着いたリネンに、透かし堀された白い陶器がナチュラルな雰囲気でいま風な感じ。
こちらはウェッジウッドの代名詞的シリーズ「ジャスパー」。
1775年に誕生して以来長く愛されているストーンウェア(陶器と磁器の中間的な性質を持つ焼き物)です。マットな質感と施されているレリーフ装飾がとっても上品。
こちらも古くから英国王室御用達のエインズレイ社の「エリザベスローズ」
1801年、ジョージ3世の用命でデザインされ、英国王室に献上されたものが2003年に復刻し、商品されたとのこと。
フランス、ハンガリーなど世界各国のブランド品の展示ブースも
「“彩・色・美”の食卓」と題して、ヨーロッパの様々なブランドの食器を使ったテーブルコーディネートのコーナーもありました。
写真はフランスの名窯「ベルナルド」の人気シリーズオー・オワゾー」のコーディネート。
ラフな鳥の絵柄がおしゃれ。
不思議と水仙や竹など和風なコーディネートにも似合って使い勝手良さそうです。
こちらもベルナルドのテーブルコーディネートですが、打って変わって甘いコーディネート。
ピンクですがラブリーすぎないエレガントな感じがさすがぶらんすのメーカーという感じ。
ハンガリーの「ヘレンド」の「パンジー」シリーズ。
優しいタッチのパンジーとパープルが素朴な感じで優しいコーディネートですね。
こちらは「リチャードブレンドン」という2013年に創立した新しいブランド。
モダンでかっこいいシリーズが得意なブランドらしく、展示されていた「ヘーク」もめちゃくちゃかっこいい。。!
世界各国の高級ホテルで採用されはじめているようで、今後大きく成長していきそうな注目のブランドです。
益子、笠間の作家さんの作品を使ったテーブルコーディネート
こちらは日本の益子、笠間の作家さんの作品を使ったテーブルコーディネートの企画エリア。
作家さんの作品のテーブルコーディネートが見れる機会はなかなかないので貴重ですね。
こちらは益子で作陶されている宮田竜司さんの作品を使ったテーブルコーディネート。
益子の伝統的な釉薬を使った作品が多いですが、シャープで繊細なデザインで唯一無二の個性を放っています。
こちらは笠間の陶芸家、阿部慎太朗さんのテーブルコーディネート。
アンティークな雰囲気のレリーフ装飾が施された作品は大人気で、個展や陶器市に長蛇の列が並ぶ作家さんです。
こんなにたくさんの作品を一度に拝める機会はそうそうないので、見れてラッキー!笑
こちらも益子で大人気の作家さんの中村かりんさんの作品のテーブルコーディネート。
細かないっちん模様とパステルカラーがキュート。
個性溢れるコーディネートがいっぱい*著名人の食空間コーディネート
こちらは毎年開催する著名人のテーブルコーディネート。
毎年参加の黒柳徹子さんは今年は和な雰囲気。
ビーズ刺繍作家の田川啓二さんとコラボレーションし、艶やかな刺繍が施された着物と器が展示されたなんとも雅な空間。
(もはや器というよりも着物がメインな感じですが。。)
こちらはゆうこりんこと小倉優子さんのコーディネート。
ゆうこりんらしい甘〜い雰囲気なコーディネトですね。
お花が良いアクセントになってて素敵です。
こちらは石坂浩二さんのコーディネート。
ビール大好きな石坂さんがビール党が集まる空間をイメージしてコーディネートされたそう。
男性のテーブルコーディネートはなかなかみたことないので新鮮な感じ。
こちらは書道家の紫舟さんのコーディネート。
ご自身が書かれた書で作られたガラスのオブジェがつられているアーティスティックな空間。
目を惹かれるものの、くつろげなさそうな雰囲気ですね。。笑
こちらはハープ奏者の篠崎史子さんのコーディネート。
高原の別荘で家族とゆったり過ごすお茶の時間を想定して作られた空間とのこと。
アンティークの家具とハープが素敵。
個人的に一番憧れるコーディネートでした。
公募のテーブルウェア大賞はどれも力作ばかり!
次にご紹介するのは一般公募のテーブルウェア大賞のエリア。
大賞・経済産業大臣賞を受賞した作品。
初めての端午の節句のお祝いの席のテーブルコーディネートとのこと。
キリッとした和モダンな雰囲気です。
こちらは優秀賞・東京都知事賞の作品。
使っている器はかなり渋い和風なんだけど、不思議と北欧っぽい雰囲気もあって、古臭くなくおしゃれ!
背伸びしていない感じが毎日の食卓に取り入れられそうで、とても参考になりました。
こちらは入選のコーディネート。
色がたくさん使われていますが、パステルトーンでまとめているのでうるさくならず見事です。
こちらも入選の作品。
ハイセンスなのに背伸びしていないコーディネートで、参考にしたいですね。
日本中の窯元、作家さんの食器も購入できます
大人気!波佐見焼ブース
ここからは販売エリアのご紹介です。
販売エリアで一番賑わっていたのは波佐見焼!
今、「〜焼」のなかで一番人気と言われている波佐見焼ですが、人気の高さがうかがわれる混雑ぶりです。
波佐見焼を代表する「HASAMI」シリーズを作る「マルヒロ」や、「ブルーム」の「白山陶器」は出店していませんでしたが、波佐見焼らしいモダンで可愛らしい器がいっぱい販売されていました。
最近よく見る「WAZAN」という窯元の器たち。
可愛らしい模様が描かれているお皿が人気でした。
メジャーな窯場だけでなく、珍しい窯場も出店*
波佐見焼以外にも、全国の窯場の作品が販売されていました。
こちらは沖縄のやちむん。
最近ビームスなどセレクトショップに置かれて人気が出始めてます。
色鮮やかな九谷焼たちも販売されていました。
磁器の中でも九谷焼は黄色、赤、緑、青などカラフルな色合いが個性的でよいですね〜。
こちらは常滑焼の急須。
渋い焼締の質感に侘び寂びを感じます。
こちらはちょっと珍しい砥部焼。
厚手のガッチリした形の磁器に、素朴な絵付けがされているのが特徴です。
こちらもあまり耳にしない三川内焼の豆皿たち。
たくさん種類があってたくさん集めたくなっちゃいますね。
外国の珍しい食器も堪能できます
販売エリアでは、日本だけでなく海外の食器も扱っているブースがたくさんあります。
こちらはポーランドの食器。
東欧らしい素朴で可愛らしい絵付けが素敵ですね。
ポルトガルの食器たち。
ぽってりした形に鮮やかでラフな絵付けがなんだかポルトガルっぽい。
こちらはイタリアで作られた陶器。
ザ・ラテン文化という感じなド派手な絵付けが日本ではなかなか見かけなくて新鮮。
こちらもイタリアシリーズ。
世界各国の器を見ると、日本人にはなかなかない感性の作品が多くて、お国柄の違いが出るな〜としみじみと感じられます。
いかがでしたか?
世界中のテーブルウェアが堪能できて大満足なイベントでした!
入場料がそこそこかかりますが、払う価値はあると思います!
器好きの方は是非足を運んでみてください。
以上、「テーブルウェア・フェスティバル2018参加レポ*世界中の器が集まる、年に一度の祭典」でした!
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