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ストウブでこねないパンを作ってみたら見事に失敗しました。

      2016/12/06

こねないパン 失敗
巷ではやっているストウブで作れる「こねないパン」。
簡単にできて美味しい!という触れ込みで、複数のキュレーションメディアやTVなどで紹介されていますよね。

ここ最近パン作りを始め、パン作りの楽しさにのめりこみつつある私もウキウキで早速試してみました。
が、結論、大失敗でした。。

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こねないパンの作り方を振り返ってみる

「簡単、失敗なし」と書かれているけど、、、

レシピには、粉と水とお塩とイーストをゴムベラでグルグルと混ぜ、冷蔵で6〜7時間発酵。
その後、生地を丸め、ストウブに入れて膨らむまでさらに発酵。
あとはギンギンに加熱したオーブンに入れて焼くだけ!美味しいパンが簡単にできちゃう♪

と、簡単で誰でもできるという点が強調されて紹介されていましたが、全然そんなことない。。

今回使用したストウブはこちら

生地まとめるの大変すぎ

ストウブ 捏ねないパン 失敗2

一次発酵後に生地をまとめるのですが、生地がゆるゆる過ぎてまとめるのに一苦労。
レシピでは打ち粉していませんでしたが、打ち粉しないと絶対無理なネバネバ具合。
他のレシピを見ると打ち粉をしているものもあったので、打ち粉をしてなんとかまとめる。
そもそも何のためにまとめるかもよくわかっていないので、正しくできているか不安になりつつとりあえずこんな感じ?とやってみました。

生地が膨らまない

ストウブ こねないパン 失敗3
パン生地を丸めたらストウブに入れてさらに発酵させ、いい感じに膨らんだら焼く、、、という流れですが、いまいちパン生地が膨らみません。
この時点で「失敗」という言葉が頭をよぎりましたが、「簡単で失敗知らずと書かれているのにそんなことは、、、」と考え直し、だいたい膨らんできた時点でオーブンに入れました。

硬くて薄いパンもどきができあがる

ストウブ こねないパン 失敗4
レシピ通りオーブンで40分焼いた結果、膨らまず、硬いパンもどきができあがりました。
数千年前に作られていたパンの先祖みたいな仕上がりです。

こねないパン 失敗
皿に乗せるといい感じに見えますが、硬くてとても食べられたもんじゃないです。
完全に失敗ですね。。

 

こねないパンの失敗で学んだ3つのこと

キュレーションメディアって信用できない

失敗後、なぜ失敗したのかいろいろ調べてみたところ、ストウブを使ったこねないパンの考案者の記事にたどり着きました。
もとはNYのパン屋さんが考案し、NY Timesに掲載されたことで世界的に広まったとのこと。
もとのレシピを少しアレンジしたブログ記事と今回参考にした記事を見比べてみると、工程が違う!
正確に言うと、元のレシピの方が細かい工程があり、キュレーションメディアに掲載しているレシピは、焼く前にストウブを温めておく、などの工程が端折ってしまっていて大雑把なものになっていました。
また、これはパン教室に通い始めてから気づきましたが、イーストの扱い方、正しい発酵のさせ方など、パン作りには失敗しないために知っておくべき作法があります。
今回のこねないパンも、ある程度その作法を理解している人向けに書かれているレシピのようですが、たぶんキュレーターたちはネット上である程度の経験者にとって簡単、手間いらずと紹介されているものを「初心者でも簡単!」と解釈して
自分で作らずに紹介しているのだな、と。
キュレーションメディアにも楽しく、ためになる記事もたくさんありますが、キュレーターがアマチュアでかつPVを稼ぐことを目的に書かれている記事であることを踏まえ、鵜呑みにしないよう気をつけたいと改めて思いました。

なぜそれをするのか?理解する大切さ

これも後から調べて気づきましたが、イースト菌ってとても繊細な生き物で材料の混ぜ方、生地のまとめ方、発酵のさせ方で、元気に働いてくれるか否かが大きく変わってしまいます。
本来ならイーストの状態を見て発酵時間や温度、折り方を調整してつくるべきなのに、「なぜそれをするのか」を理解していなかったので、見よう見まねでレシピの工程だけなぞって作ってしまい、イーストがベストな状態にならなかったのだな、と反省しました。
「料理は科学」といいますが、パンやお菓子作りのような繊細な料理は特に「それをやれば何が起こるのか」を意識して作っていこうと思いました。

パン作りってとっても楽しい

今回は失敗してしまいましたが、イースト菌がきちんと働いてぷくぷく膨らんでいくパンを見るのはとっても楽しいな、と改めて感じました!
ついついはまってしまい、パン教室まで通い始めてしまいました。笑

パン教室紹介記事はこちら

いかがでしたか??

簡単で失敗いらず、と紹介されているストウブのこねないパンを失敗してしまう、という恥ずかしい体験でしたが、この失敗のおかげで、パン作りに目覚め、今ではメロンパンなど難しいパンにもチャレンジしています。
失敗は成功のもと、ということで、もし他に失敗された方がいましたらポジティブに捉えていただけたら、と思います!

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