北海道十勝の味を東京でも＊満寿屋商店（ますやパン）の東京本店に行ってきました。

2016/12/05 2016/12/06

日本一の小麦の生産量を誇る、北海道十勝地方。

小麦、大豆、ビートなどお菓子作りの材料となる作物の生産が盛んなため、十勝の中心地である帯広市では六花亭や柳月など、全国的に有名なお菓子の会社が多数生まれました。そんな帯広市の地元民に愛されるパン屋、「満寿屋商店（ますやパン）」さんがなんと東京に進出しました！

私は幼い頃、帯広市に住んでおり、近所の「満寿屋商店（ますやパン）」によくパンを買いに行っていました。私にパンの美味しさを教えてくれた思い出のパン屋が、東京の私の家の近所に出店するなんて、運命を感じずにはいられません…！

地元産の材料にこだわる「満寿屋商店（ますやパン）」の特徴、アクセスやおすすめパンをご紹介します！

満寿屋商店（ますやパン）って？？

満寿屋商店（ますやパン）は1950年代に北海道帯広市で創業し、以来60年ほど帯広市を筆頭とした十勝地方内でパン屋を展開し、地元の人に長く愛されています。帯広市では「パン屋といえば満寿屋商店（ますやパン）」と言われているほど人気のパン屋さんです。

そんなますやパンでは、パン作りの材料も地元十勝産100％というこだわりが。

もともとうどん用に生産されていた十勝の小麦を全国に先駆けて初めてパン作りに利用したのがはじまりで、それ以来、小麦以外のバター、牛乳、黒豆なども全店ですべて十勝産を使用するという徹底ぶり。

まさに十勝を愛し、十勝で愛されるパン屋さんです。

満寿屋商店（ますやパン）東京本店は東急東横線「都立大学駅」から歩いて６〜８分ほどにあります。
都立大学駅の改札を出て、左手に進み、目黒通りにぶつかると左折し直進したところ（モスバーガー側）にあります。

〒152-0023 東京都目黒区八雲１丁目１２−８　鶴田ビル１階

こちらがますやパン東京本店の外観です。オープンして１週間以内に行ったからか、開店祝いのお花がいっぱい！

こんなに開店祝いのお花が届くお店も珍しいですよね。

送り主を見てみると、ほとんどが地元十勝の農家の方々からのもの。ますやぱんと農家の方々の関係性の質の高さを感じます。

中に入ってみると、北欧テイストの優しい雰囲気の店内。焼きたてのパンの匂いで満ちていて、いるだけで幸せな気分にしてくれます。

パンは約３０〜５０種類くらいで、ソフト系のパンが中心です。十勝産の材料を活かしたメニューが多く、

ワインで有名な池田町のワインを使用したチェリーパンや

十勝産小麦２種を食べ比べられるチャバタ、

地元の卵、牛乳で作られたカスタードクリームが使われた「クリームパン」、

十勝でも貴重な「モールラクレット」など５種類のチーズを使った「とろーりチーズパン」、

北海道の酪農メーカー、よつ葉牛乳の牛乳を使ったミルクフランスパン、

地元ますやパンで長年愛される名物サンドイッチの「白スパサンド」などなど、素朴で懐かしさがあるものの、他では見かけない、こだわりのパンが並んでいます。

こちらは「とろーりチーズパン」。東京店人気ナンバーワンとのことですが、ふんだんに使用されたチーズがたまらなく美味しい！

北海道産のチーズを利用しているのですが、北海道産のチーズってヨーロッパ産にくらべて、さっぱり爽やかなお味のものが多いのですが、このパンもさっぱりした風味で食べやすいです。

お次はクリームパン。この写真では分かりにくいのですが、クリームがものすごく黄色い！こんな黄色いカスタードクリームなかなかないです。

そして食べると、昔食べたますやパンのカスタードクリームそのままのお味…！！言葉で言い表せないのですが、他にはない懐かしい風味のするクリームです。

こちらは黒豆塩バターパン。千切ろうとすると中からバターがじわ〜と染み出してきます。黒豆はほくほく、バターは濃厚でおいしい！少し塩っぽいのがいいアクセントになっていて、こちらもありそうでないお味。一番おすすめです！

やわらかめのフランスパン生地にミルククリームが挟まれた「ミルクフランスパン」。濃厚なミルククリームが甘党にはたまらない！北海道の牧場でよく売られている「ミルクジャム」に似た、練乳をさっぱりさせてコクをだしたようなクリームです。

最後は「ホエーパン」。フランスパンのような外はカリ、中はモチッとした食感のパンです。「トカチーズ種」という十勝のラクレットチーズ由来の乳酸菌を使っているので、ほんのりチーズのような香りがします。

そのまま食べてもおいしいですが、このように、グラタンにして食べるとすごくハマります！

北海道十勝の懐かしくも新しい「満寿屋商店（ますやパン）」。

北海道の素朴なおいしさを感じられる素敵なお店なので、ぜひ皆さんもたべてみてください。